JCA 日本コーティング協会
2級試験の使用、セルフ仕様パネルについて(校正)
26-03-04
現在、JCAの2級試験では、一定水準の研磨仕上げ技術を確認するため、塗膜研磨により特定の傷を除去する試験を行っています。
この試験では、過去の受験者や同日に別会場で受験する受験者との間で条件の違いによる不公平が生じないよう、誰が研磨しても同程度の磨きにくさとなる塗膜条件を整えることを重視してきました。
そのため試験パネルには、新車のオリジナル塗膜を複数枚・複数箇所で同一条件に揃えることは困難であるため、補修塗膜を用いています。原色の黒色塗膜(202やKH3より明度の低い未調色黒)を用い、傷が消えにくいよう、比較的硬くスリップ性の高いクリヤ塗膜を採用することを基本としてきました。
また、過去には、鈑金塗装業界の主流が10:1や5:1〜3:1であった時代にも、試験パネルには2:1タイプのクリヤを使うことを心掛けてきました。
しかし、近年は自己修復型クリヤ(セルフリストアリングコート)の普及も進んでおり、補修塗装においては自動車メーカーの補修仕様との整合も考慮する必要があります。
このような塗膜が広く用いられている現状に鑑み、これを通常どおり容易に研磨できることを最低限の技術水準と考えた場合に、使用する塗料メーカーは限定しませんが、基本的には自動車メーカーの補修仕様に基づくセルフリストアリングコート対応クリヤを試験パネルの標準仕様とすることが必要と考えています。
以上
